◆小河式 3・3モジュール
本書で採用した勉強法
① モジュール ― 短時間集中型反復学習法、
「読み、書き、計算」を短時間、毎日反復することにより、徹底して学力を鍛える
 『モジュール』は本来『分割された単位時間』という意味です。算数や国語、英語などは学習内容が定着するまで時間がかかります。一度にたくさんの量をこなしても定着しないのです。そこで、モジュール学習では、たとえば、60分かかる学習内容を15分ずつ、4日間にわけて学習を進めます。短時間集中のトレーニングを反復します。そうすることで、どんなに苦手で、難しい分野でも徐々に身につけることができるのです。
② 3・3方式 ― 同じ内容の学習を3日間続ける勉強法。記憶の研究で、定着しやすいことが証明されている。
 「3・3方式」は学習したことを「3日間は同じことを続ける」というシンプルな考え方。同じことを繰り返すのは実は記憶に残すためのとても効果的な方法です。「昨日同じ問題をしたのだからできて当たり前じゃない」という人がいます。そうです!次の日に同じ問題をしたら記憶が新しいからやりやすいですね。だからこそ3日間くり返すわけです。1日だけ学習したまま1ヶ月後同じ問題をしたらどうでしょう?ほとんど忘れています。1度できたからOKとはいかないのです。1ヶ月後も1年後もその問題はとけなくてはいけません。3日間同じようにくり返すことで、記憶に残る確率がはるかに高くなるのです。
③ 転写法  ― ポイントとなる図や数式をそのまま書き写し、記憶します。
 今の小学生は覚えることがとてもたくさんあります。学習するとき、「時間をかけて考えるところ」と、「時間をかけずに覚えてしまうところ」、この2つに強弱をつくることがポイントです。「時間をかけずに覚える」学習、たとえば、筆算の解き方などには、まさに転写法が役立ちます。例題を読むだけではなかなか頭にはいってこない説明も実際に手を動かし同じように書いてみることで「なんとなくわかってきた」という体験ができます。例題に紹介している計算のやりかたなどは考えたり、読んで理解しようとすることも大切ですが、例題を見ながら正しい方法で実際書いてみることが大切です。
④ 音読  ― 大事なポイントを何度も声に出して読み、「見る・聞く・声に出す」で記憶します。
 学習にはできるだけたくさん体の働きを使って学習することが効果的であることがわかってきました。音読は単純ですが、あらゆる場面において、すぐれた学習方法です。難しい数字の問題や算数の公式、学習のポイント、文章問題など、頭の中で「?」が現れたときにはとにかく声に出して読みましょう。分からないとき、頭が疲れて眠くなってきたとき、音読で頭をすっきりさせましょう!声に出すことで、目だけで情報をつかもうとしていたことも、口と耳も使うことであらゆる角度からその一文が眺められるようになり、整理しながら理解できるようになります。
⑤ 学習前のウォーミングアップ  ― 基礎計算のトレーニング。集中力を強力UP!
 私達はどんな運動でも始めに準備体操や準備運動をします。準備運動をしないと後の動きに体がついていけず、へとへとになったり、けがの原因にもなったりする程、準備運動は大切です。それと同じように、学習前に簡単な計算を適度にすることでその後の集中力が大きくちがってきます。3・3モジュールの4年生ウォーミングアップでは、小河勝先生おススメの64個のマス計算とわり算A型(九九の逆)を導入しました。リズミカルに、明るい気持ちで始めましょう。